ご挨拶

このたびは私どものホームページにアクセス頂きましたこと、心より感謝申し上げます。

いま、「働き方改革」・「ワークスタイル変革」への注目が高まっております。これは官民共通の課題でありますけれども、オフィスでの働き方に限って言えば、これは「事務スタイル変革」であり、「事務スタイル変革」は「文書管理変革」と言っても過言ではないと私は考えております。

わが国で“文書管理” と言えば“ファイリングシステム”という単語をイメージしてしまう傾向があります。

確かに、過去に官民を問わずファイリングシステム導入のブームがありました。しかし、今日まで継続的かつ正常に運用されている例を見るのは極めて稀です。
この原因はいろいろあると思いますが、第一に “ファイリングシステム” という米国流文書管理技法を構成する一部の要素だけを取り入れたことと、第二にそれを導入するにあたり日米の文化的背景を考慮しなかったことにあると考えております。

今から35年ほど前になりますが、私は米国流文書管理技法いわゆるRecords Management Systemを米国人のコンサルタントから学びました。以来、これを基に、わが国の組織風土に融合させつつ、コンサルティング活動を展開して参りました。

その活動の特徴を申し上げますと、“一過性の整理整頓活動に留まらないシンプルで持続性の高い文書管理制度の確立”の一言に尽きます。

このホームページをご覧頂いております官民の文書管理担当部門の皆様には庁内・社内にて“文書管理制度確立” の必要性をご理解のうえ、これをテーマとして取り上げて頂きますよう、お願い申し上げる次第です。

蛇足ではありますが、もし庁舎・社屋・オフィスの新築・改修・移転等の計画があれば、これは千載一遇のチャンスとなりますので、是非速やかにお取組み頂きますことをお勧め申し上げます。

文書管理制度普及員として皆様からのご相談をお待ちしております。

平成29年5月30日
IOS, Inc.
後藤　秀彦